Victorinox & Wenger まとめ
ここ20年以上ほとんど変わっていないにも関わらず、当時のウェンガーのツールは、今でも対等以上に渡り合える機能と精度を持っている。
ウェンガーはツール開発に熱心だった会社だけに、その存在が無くなってしまったことが本当に惜しまれる。
Intel と AMD のように、お互いが刺激し合える状態が無くなったことにより、ツールの進化も停滞気味な気がするのは気のせいだろうか。
ビクトリノックスとして発売されている現存のウェンガー血統モデルも、徐々に縮小方向で、どのモデルは在庫限りで販売終了、なんて話も聞こえてくる。
ウェンガーのラインを閉じてしまうのだとしたら、本当に勿体ない。
追記:2023年一杯で、85mmモデルのラインは閉じられるらしいです
ライバルがいなくなって安泰&会社的にはその方が儲かるのだろうが、せめて品質で往年のウェンガーを上回ってからそうして欲しいものだ、そうでなければ、ある意味でこれはスイスアーミーナイフの退化だろう、ビクトリノックスには是非発奮して貰いたいものだ。
そんなわけで、現行ウェンガー血統は、気になるのであれば手に入る内に早めに入手しておくことをお勧めする、ビクトリノックスの保証は受けられるのだから、その辺の心配は無用だ。
旧ウェンガーモデルを楽しもう
旧ウェンガーのモデルについてだが、中古市場はかなり活況で、人気モデルの回転はかなり速く、ビクトリノックスの比ではない・・・ぶっちゃけ、好事家(私を含むw)がずっと監視していると思う。メルカリなどでは、タマ数の少ないスモールモデル(65mm)が出ると、安い&適正な値段のものは数分で売れてしまうことが多く、余程運が良くないと手に入らないし、85mmの希少なモデルも、数万円の値が付いていても取引されていく。未使用品も案外出回っているのには驚く。
紛失しやすいピンセットとつまようじが入手できない問題はあるが、ちょっと細工すればビクトリノックスのものを流用できる。
もし壊れたとしても、構造自体は単純なものなので、その気のある人には大きな問題にはならないはずだし、サードパーティのハンドル等も出回っているので、カスタマイズを楽しむのもいい。
既に生産されていない上に、年々入手が困難になっていくのだから、愛着がわくことは間違いない。
いいものが、品質ではなく採算性のせいで消えてしまうなど、そんな流れには何としても抗ってやろうじゃないか。