基本的な構成
基本の2層
多くの人が選ぶであろうミディアムサイズのモデルの場合、1層のシンプルなモデルを除けば、基本はほぼ、- 1層目:メインブレード+スモールブレード or 爪ヤスリ+コルク抜き or プラスドライバー
- 2層目:栓抜き+缶切り+リーマー
↑栓抜き+缶切り+リーマー
これは「基本2層」と呼んで差し支えないだろう、なおこの2層だけの代表的なモデルが「スパルタン」だ。スパルタンのコルク抜きをプラスドライバーになると「ティンカー」となり、スパルタンのスモールブレードが爪ヤスリに替わると「スポーツマン」となる。
なお「エボリューション10」(コルク抜き&爪ヤスリ)というモデルがあるが、これは「ウェンガー血統」のモデルとなり、これについては次のページで解説する。
2層以上のほぼ全てのツールは、この「基本2層」に挟まれる形で、何が加わっているのかで差別化されていると考えていい。
- ALOXモデル(アルミ製ハンドルのモデル)では、背面にはツールが一切搭載されず、コルク抜き・プラスドライバーが搭載されたモデルは無い。
まず絶対に欲しい機能を決めて、それが含まれるモデルをピックアップし、その上で色・柄・ハンドル素材が選べるようであれば、気に入ったものを選べばいいだろう。
ややこしいようなら、まずシンプルな赤いハンドルのモデルのみを見比べてみるといい、基本は全てそこにある。
ハンドルの色・素材・柄
色や柄で悩んだ場合は、素直にベース色の赤にしておくことをお勧めする。理由は、使い込んでも塗装が剝がれることが無いのと、飽きがこないこと、屋外で使う場合は目立つことはそれなりに重要だからだ。
ALOXモデルでもやはり、目立つかはともかく、塗装の剥がれが目立たないシルバーがいいだろう。
キーリングについて
実用性を重視するのであれば、キーリングが無いモデルは避けた方がいい。こうしたツールは、コンパクトなだけに手から落としやすく紛失もしやすいのだが、キーリングにランヤード・紐などを通しておけば落とす回数を劇的に減らせるし、目立つものを付けておけば見失う可能性も減る。
一過的に首から下げておきたい場面等もあるので、やはりキーリングはあるに越したことはない。